ベンガル猫の魅力
ベンガル猫は1980年代に欧米にて、新しく認定された猫種です。
ベンガル猫の他にない特徴は、その血統に野生のヤマネコ(アジアンレパード)を意識的に導入して、家庭猫としての改良が進んだ事です。
ベンガル猫は、長年のブリーダーたちの努力により、先祖から野生の神秘と力強さをそのまま受け継ぎながら、家庭のペットとしての信頼性と愛すべき人なつこさを獲得したのです。
優雅なロゼットと艷やかな毛並み
ベンガル猫の体毛は、煌めく光沢を放ち、その艶やかな表面は、野生の神秘を感じさせます。
ベンガル猫には、キラキラと輝くグリッターと呼ばれる金色の毛が有ります。(無いタイプも存在します。)
一度触ると病み付きになる程のしっとりとした手触りで、シルクやミンクのような美しいコートをしてます。
他に類を見ない大きな特徴としてベンガルのスポットにはロゼットがあります。
ロゼットとは、はっきりと違いがわかる2つのカラー、または色調を持つスポットやマーキングのことを言います。
イエネコでロゼットのあるスポットを持っているのはベンガル猫だけです。
ベンガル猫の性格
ヒョウのような模様や、野生を思わせる体型、顔立ちから気性が荒いと思われているベンガル猫ですが、イエネコと交配を続けた結果、現在のベンガル猫は穏やかでのんびりした性格をしている個体が多いです。
温厚で、社交的な性格なので、子どもや赤ちゃんのいる家庭でも安心して飼うことができます。
子猫のうちから兄弟や親、他の猫と多頭飼いされたベンガル猫はとても愛情たっぷりに育ち、元気な甘えん坊に育つので多頭飼いもお勧めです。
ベンガル猫の体型
ベンガル猫はやや大型で、体長は約55cm~80cm程度、体重はオスで5~8kg、メスで3~5kgほどになります。
ボディはロング&サブスタンシャルタイプで、野生動物を思わせるような筋肉質のがっしりした体型です。
大きく立った耳、小柄な頭、大きなボディーにバネのある手足をもち、全体的なイメージは野生動物の印象が強いです。
ですが、強靱な体形は力強いだけでなく、柔軟性も持っていてとてもしなやかです。
美しい模様が魅力のベンガル猫ですが、甘えた鳴き声で人とコミュニケーションをとりたがったり、愛想を振りまいたりと大変社交的な性格も大きな特徴の1つです。
ベンガル猫の飼い方
ベンガル猫の特徴
ベンガル猫には、その野生の血筋に起因すると思われる特徴があります。
・水遊びが大好きな事。
・活発で、運動量は単毛種のネコの中は多い方。
特に高いところに飛び上がる跳躍力にはビックリします。
キャットタワーなどを置いて、上下運動が十分にできる環境を作ってあげるとよいでしょう。
・頭の回転がとても速い。
トイレなども簡単に覚え、一緒に生活するのに支障はありません。
おもちゃの使い方もすぐに覚えて、上手に使いこなします。
ベンガル猫の食事
食事は一般的なキャットフードをあげるようにしてください。
やっぱり猫のことを考えられた食材なのでベンガル猫には栄養満点です。
赤ちゃんの頃には牛乳ではなく、離乳食を、大きくなったらドライフードや缶詰、猫オヤツをたまにあげると良いと思います。
ベンガル猫は飽きっぽい性格なので、毎日同じドライフードだと食べなくなったりするかもしれません。
そんな時は違うドライフードをあげると普通に食べたりします。
十分な運動スペースを
他の猫種に比べ運動量が多いと言われているので、飼育には十分なスペースが必要です。
ペットのベンガル猫は一般的には室内飼が多く、猫種の中でもそれほど活発なわけではありませんが、上下運動ができる環境を整えてあげると運動不足解消に効果的です。
キャットタワーなどを利用し、高さのある遊び場所を用意してあげると、とても喜びます。
もともと遊びが大好きなので、できるだけ毎日飼い主が遊んであげるようにしてくださいね。
また、ベンガル猫は、水遊びが大好きです。
気が付いたらキッチンの洗い場で水遊びをしてる…なんて事もあるみたいです。
たまに水遊びをしてあげると喜ぶと思います。